日記

極める!「石井正則の珈琲学」

「昨日TVで見たんだけど・・・」
と、最近お店でよく話題に上る番組です。
みなさんほんと良く見ていますね。

まだ見てないという方にもおススメの番組です。
なんと言いますか、「ちょうど良さ」を感じます。

好評のようで明日「再々放送」があるそうです。

【6月26日(土) 14:00~15:36】
『極める!「石井正則の珈琲学』①~④

全4回一挙放送するそうなので見逃した方はぜひ。
第1回に私の修行先の「カフェバッハ」も出ています。

ありがとうございました ラテアート@ビジョナリーアーツ福岡

無事終了いたしました。
当日はあいにくの空模様でしたが多くの方にお越しいただきありがとうございました。

焙煎セミナーも多数参加いただきました。
カフェ・製菓専門学校の生徒さんも多かったですね。
10代・20代の若い力、勢いを感じました。


生の豆を見るのは初めてという方も多かった様です。


マッチングペアテストは予想以上の正解率でした。
少し難しいかなと思ったのですが、さすがです。

時間に追われ、バタバタして申し訳ありませんでした。
50分という時間では焙煎の「ば」の字の一画目くらいしか
お伝えできなかったかもしれませんが、
コーヒーの魅力、奥深さの何か一つでも感じていただけたら嬉しいです。

ラテアート大会も盛り上がったようです。
私は途中でお店に戻りましたがインターネット中継でちらちら戦況は確認できました。
ほんと良い時代です。

決勝は大名のCat&fishの豊田さんとマノマノの増田さん。
スーパーナイスガイとスーパーナイスミドルの「漢対決」を制したのは・・・
豊田さんでした!
本当におめでとうございます。

いよいよ明日

いよいよ明日へと迫りました。
「ラテアート@福岡ビジョナリーアーツ」

私は午前中に一本セミナーを行わせていただきます。
ここ1週間はその準備で毎日午前様でした。
なんとか教材は揃ったものの、先ほどロープレ的なものをやってみたら2時間近くかかりました。
ちなみにセミナーは1時間(実際には50分くらい;)。次もあるので延長はなし。
「簡潔」というのは私の永遠のテーマです。

50分という短い時間ですが、できるだけ焙煎を身近に感じていただけるようにわかり易く、
それでいてその深遠な世界の一端でもお伝えできたらと思っております。
ギリギリまで詰めて良いものにしたいと思いますのでどうぞよろしくお願いします。

そしてなんとメインのラテアートイベントはインターネット中継も行われるそうです。
今時ですね。気にはなるけど当日会場にいけないという方はどうぞこちらでお楽しみください。

けっちゃん


※山笠ではありません

お腹の調子が悪く2週間近く保育園をお休みしています。
オムツの替えすぎ、拭きすぎでお尻は大ピンチ。
最近では毎回シャワーで洗っております。

この間に「ぃたい」と「ぅんち」が言える様になりました。
私が初めて「うんち」と言ったのが1歳と8ヶ月(母の観察日記より)ですから
サトミは3ヶ月も早いのです。やはり天才なのかもしれません。
子の成長を喜びつつもお尻の事を思うと複雑な気持ちです。

料理と焙煎

少し前ですが「ワインば飲まんですか」と友人宅に招かれました。
自然派ワインと本格的なフレンチやイタリアンの手料理をいただいて
それがめちゃくちゃ美味しくて感激しました。

彼は地元のロースターで焙煎を担当しています。
先日SCAAのカッピングジャッジを受けて見事合格、
もともとはそのお祝いのための集まりだったのですが、
お祝いしてる方が大変なおもてなしを受けて、恐縮していまいました><

まったく、良い焙煎人には料理が好きで上手な方が多い気がします。

レシピ等知識は本やネットで知る事ができても
最終的な上手下手、味を決める火の通し加減や
一番大切な「塩梅」は個人のセンスにかかっています。

センスは磨けば光ります。
焙煎という作業には料理のセンスを鍛える何かがあるのかもしれません。
逆もまたしかり。焙煎→料理→焙煎→料理の繰り返しには素晴らしい相乗効果があると信じています。

上手い下手はともかく私も料理は好きです。
休日の料理は人生の喜びでもあります。

夜なべして

23日のセミナーと今月のコーヒー教室で使う教材を作っています。
焙煎プロファイルを記録しながら1分おきに取り出します。
焼き豆のサンプル。本当は目の前で実際に手網かなにかで焙煎したほうが
香りなども感じてもらえるので良いのですが、それがまた色々と、
大人の事情もあったりして。。。

味作りのため、焙煎の後半部分をこうして取り出す事はよくあります。
その時は分単位ではなく5秒おきくらいに冷却器に取り出します。
出した豆はテイスティングします。

こうして焙煎の全行程のサンプルを取り出すのは久しぶりです。
昔は良くやっていました。バッハでの修行時代を思いだします。
本作りのお手伝いでもしました。
(本の写真に使ってある焼き豆はこの方法で私が焼いたものです。
クレジットに載っていないので誰も信じてくれませんが;)
単純だけどいろいろと勉強になります。


コーヒー教室では以前作ったものをずっと使っていました。カリブ海系の豆でした。
今回アフリカの豆で作り直した事で熱を加えると豆がどう変化していくのかが
ちょっとだけわかり易くなっています。

セミナーではこんなものや、あんなものを駆使しながら
できるだけ分かりやすく、そして楽しく焙煎についてお話できたらと思っております。
興味がある方は(ない方も)ぜひ、ふるってご参加ください。
お待ちしてます。

5月23日 イベントコーヒーセミナー 10:00~
参加申し込みフォーム

5月27日 日田リベルテコーヒー教室 14:00~・19:00~

5月29日 豆香洞コーヒー教室 応用編 10:00~ 
参加申し込み・お問い合わせは ℡092-502-5033または こちらからどうぞ。

召集令状

いつかこの日が来ると思ってはいましたがついに来たようです。

日々花粉と闘う哀戦士。
ここ数日目がかゆく、鼻水が止まりません。

アレルギー体質だけどコーヒーと飲むグルト飲んどきゃ大丈夫やろ、
と変な自信はあったのですが。
(根拠は無くとも免疫関係この「思い込み」が大切な気がします)

コーヒーは毎日しこたま飲んでますので
たまたまヨーグルトを切らしたその隙を突かれたようです。

HP日和

ハンドピック(豆の選別)は日の当たる焙煎室の窓際で行っています。
空調が効かないのでいつも暑かったり寒かったりあまり快適とは言えないのですが
今の季節の天気が良い日だけはポカポカと暖かくてとても気持ちが良いのです。

明るい中でやる方が目が疲れにくいためお昼の暇な時間を利用して
昨日、今日と届いたばかりの生豆を80キロ、まとめてハンドピックしました。
(夏休みの宿題と一緒で本当はいつもできる時に、先にやっておくと楽なのですがこれがなかなか・・・;)

線路の向こうに満開の桜が見えます。
15分、5キロ終わるごとに遠くの桜を眺めて目を休めます。
いつもの地味で単調な作業が楽しく感じます。
良い季節です。

「ブン」と「ギシル」 二つのコーヒー

私たち日本人が一般的に良く知る珈琲はコーヒーチェリーの「種」の部分を加工したものです。
イエメンでは『ブン』と呼ばれています。
それに対して種ではなく実の部分、乾燥~脱穀して種を取り出した際に出る
乾燥した「チェリーの実」を煮出して飲む『ギシル』というコーヒーがあります。
このギシルコーヒーを先日イベントの打ち合わせで珈琲美美さんに行った際にふるまっていただきました。

話には聞いていたのですが飲むのはもちろん見るのも初めてです。
現地と同じ手法で入れていただきました。

まずドライフルーツのような乾燥チェリーをじっくりと炒めて香りを出していきます。
香ばしい香り。食べるとほんのり甘酸っぱくておつまみにでもなりそうです。


これに水とたっぷりの砂糖、そしてジンジャーやカルダモン、
クローブやシナモンといったスパイスを入れてじっくりと煮出していきます。
この時に入れたスパイスの全てが「本物」。
先月マスターがアフリカに行った際に買って帰ってきたタンザニア産の乾燥生姜など
それだけでかなり貴重と思われるものを惜しげもなくどかどか投入していました。
(生姜に付着していたタンザニアの土が幼い頃よく遊んだ鴻巣山の土と同じ匂いがして
懐かしい気分、地球は一つ、繋がっているんだなと変なところで感動しました)

煮立たせては冷ましてを何度も何度も繰り返しじっくりと成分を抽出していきます。
まさにスローコーヒー、炒める所から飲むまでに1時間以上もかかるのです。


そうして出来上がったギシルコーヒーはコーヒーでもない、紅茶でもない不思議な味。
生姜が利いていて体が温まります。
予想していたものよりかなりのおいしくて驚かされました。

初めて体験する味わいなのにどこか懐かしい感じがします。
人間のルーツとコーヒーのルーツは地理的、歴史的に重なる部分があって、
コーヒーが人間を(人間の脳を)作ったという話もあるくらいです。
「DNAに刻まれた、魂に染み入る味わい」
いつも「ブン」を飲んだ時に感じるこの感覚を「ギシル」にも感じました。
我々の遠い祖先もこのギシルコーヒーを飲んでいたのではないでしょうか。

種が加工原料として世界中に広まったブンと違って
より食品に近いギシルは様々な問題から今までほとんど流通しておらず
現地でないとなかなか味わえませんでした。
しかし今後は日本でも飲めるようになるそうです。
古くて新しい飲み物としてブームがくるかもしれませんね。

VIA

友人からお土産にVIAというコーヒーをいただきました。
アメリカで販売しているスターバックスのインスタントコーヒーです。


コロンビアとイタリアンローストとデカフェ。


スプレードライなのか粉まるのままなのか、かなり細かいです。


デフォルトは1包3.3gに対して8oz(240ccくらい)ですが
それだと私には濃すぎて飲めませんでした><
ミルクを入れないならその倍、400~500ccくらいでちょうど良い気がします。
それで1ドルなら言うほど高くはないですね。

味に関しては、私自身インスタントコーヒーを飲む事がないので正直良くわかりません。
まあたしかにこれならカニバる事はないだろうな、とは思いました。
普段インスタントを飲んでる方に飲んでもらったところ「インスタントぽくない」とのお答えが。
ふむふむ。

アメリカでは人気だそうで日本でも来月から発売されるみたいですが、さて。
個人的には勝負に出たなぁ、といった印象。
いつもながらスターバックスの思想とチャレンジングな姿勢には感心させられます。

パッケージがカッコいいし、流行るかもしれません。
そしてプレミアムインスタントコーヒーブームが来たりして。
仮にそうなったとしてもレギュラーコーヒーにはレギュラーコーヒーの良さ
というものがあるので十分住み分けはできそうな気がします。