日記

TV

本日放送KBCの「アサデス」という番組の特集コーナーで当店を取り上げていただきました。
取材自体はずいぶん前に終わっていたのですが嵐が去るのを待つように、ほとんど誰にも教えていませんでした。
なのになぜか、ありがたい事にたくさんの「でとったろ?」メールをいただきました。

そのほとんどが
1 太って見えたけど?
2 むくんで見えたけど?
3 緊張して見えたけど? 
でしたが

1 はい。本当に太っていました。お父さんホルモンのせいで最近人生マックス体重です。
2 はい。本当にむくんでいました。寝起きだったのもありますが最近血行が悪いのかむくみがひどいんです。
3 はい。緊張しないわけがないです。

てな事でみたまんまです。
TVでみると・・・という話ではありません。

他テロップがなり物議を醸し出していたというか、いじられ過ぎてほんと泣きそうです。
これは今回の事に限らないのですが、変な紹介をされた場合、
初めてあった方の「ん?・・・微妙」みたいな視線が辛いです。
もっと直接的には初めてのお客さんに
「知り合いが言ってたんですけど、若くてかっこいい店員さんがいるんですってね
と言われる事もあります。
慣れたもので「あ、それたまたま手伝ってもらった友人の事ですね」とか言ってお茶を濁すのですが、
濁せなかった場合の「(あ、私今大変な事言っちゃった?)」的な、その際に流れるあの気まずい空気ったら。。。。
こちらにしてもむこうにしても交通事故と言うか、何も悪い事してないのに、歩道歩いてたのにはねられた、みたいな感じでしょうか。
誰も悪くないのに全員が不幸というその状況を無くすべく、今後豆香洞は
「太って、むくんだ、コーヒー好きの30半ばのオッサンが一人でやっているお店」
という事実を浸透させていきたいと思っておりますので皆様のご協力をお願い申し上げます。

って、すみません。
肝心の内容ですが、収録2時間半くらいなのに放送は5分くらいで正直ホッとしました。
おいしい入れ方もかなり省略されていて
ほぼ「ペーパーをきちんと折りましょう」と「ちゃんと蒸らしましょう」の2点、
かなり初歩の初歩的な内容になっていましたが個人的には
結局最後はペーパーと蒸らしが一番大切なポイント、と思っているものですからこれで良いのかなと。
あまり長いこと説明してもあれだし「使う素材で7~8割決まる」等大事な所は他の方がフォローされてましたし、
短い中でうまいことまとめられてるなぁと感心した次第です。
まあ詳しくは店頭や教室でお尋ねください、ということですね(笑)
教室のご案内までいれていただいてありがたい限りです。

営業のご案内

明日28日(日)は出張販売のため店舗は15時からの営業となります。
よろしくお願いします。

営業中になんでそうなるのか、ついさっき電柱に顔面を強打して久しぶりに目から火花がでました。
頬と顎にアザができ人相が悪くなってますが殴られたわけではないのでご心配なく。。。

福岡Walker

現在発売中の「福岡ウォーカー」の珈琲特集で当店もご紹介いただいております。
こちらはコンビニ等にも置いてありますので見かけたら手に取られてみてください。


それにしても生田さんはよか男ですね。

すわ


妻からの画像です。地震雲?
何も無いと思いますが常に対策はしておきたいものです。

祭りの後か後の祭りか

先日行われたペーパードリップの競技会に参加してきました。
連日の徹夜での酷い疲れと明けてすぐの業務に忙殺され、
ほとんど考える暇もありませんでしたが少し落ち着いたので振り返ってみました。

結果はともかく内容があまりにも悪くて、悔しいというよりは審査員の方や
応援してくれた方などにただただ申し訳ないというものでした。

レギュレーションの確認不足というか、ちょっとした勘違いから、
時間いっぱい使っても準備が整わないという情けない状態、
そして汗だくで息切れしたまま競技を開始しました。
「準備始めます」の声から梱包を解いてるような、
そんなアホーな競技者は、当たり前ですけど他にはいませんでした。

スタートポジションが整えられてないばかりか
テーブルの上にあれやこれやが無い状態でしたので、
頭の中は次の事、まず器具がどこにどれくらいあるのかチラチラチェックしながら、
無い場合は行程とプレゼンの変更をどうしようか、等を考えながら
ほとんどアドリブにも近い形で抽出&プレゼンを行いました。

仕事は「段取り」が一番です。そんな状態でまともなサービスができるわけがありません。
「万全の体制でお客様をお迎えする」という基本中の基本の状態を作れなかった時点で
サービスマンとしてはアウト、最初の段階で「競技」は諦めて、
できる範囲でサービスに徹すれば失格にはなってもまだ良かったのかもしれません。

それでも競技、タイムやプレゼンが頭から離れず、とにかく必死だったので
細かい内容はよく覚えてはいませんが、規定以内のタイム内で失格にはならなかったし、
見ていた人からは「息切れはともかくプレゼンは意外にまともにだった」と言ってもらいましたが
実際どれくらいのサービスができたのか、どんな味が出せたのかは作った本人が一番わかります。
どちらも20点くらいでしょうか。

プレゼンは場当たり的だったと思うし、少し変わった抽出法やアレンジドリンクを作ったのですが
それらがただ奇をてらっただけでなく、何のためにそれを採用したのか、ネガティブな部分を押さえるのに何をしたのか、
一番肝心なそれがお客様が感じる「おいしさ」にどうつながっていくのか、その説明が十分にできませんでした。
とはいっても、アレンジは本葛を使ったドリンクで、弱火でひたすら練りまくる(これがとにかく時間かかる;)と
とても滑らかで美味しいのですが、その時間も十分取れず、きちんとした美味しさは出せていないはずなので
そんなものをどれだけプレゼンしても空しいだけなのですが。

閉会式の際の審査委員長の総括
「競技者の皆様、審査員を相手に本当のサービスができましたか」
という言葉が胸に突き刺さりました。
状況がどうであれ、相手が誰であれ、フルサービスを看板に掲げる喫茶店のマスターが、
きちんとしたおもてなしが出来なかったというのはこれほど恥ずかしい事はありません。
すべてはスタートで躓いたことが原因なのですが
昔「職人は段取りと片づけができて一人前」と言われたのを思い出しました。
悲しいけどいまだ半人前だったという事でしょう。

レギュレーション、採点基準は多岐にわたります。
改めて一つ一つ見ていくと本当によく出来ているなと感心します。
すべての項目が「お客さまが感じるおいしさ、心地よさ」につながっています。
同じ事は修行先でさんざん言われ学んでいたはずだし、お店でも日々意識して取り組んでいるので
そこは当たり前にできるだろう、という思い上がりがあったのでしょう。
どんな状況でもそれを出せるのが真のサービスマンと思います。
意識せずとも、いかなる状況でも完璧なサービスが行えるよう体にしみ込ませなければいけません。

競技会はいつも観戦する側で、競技されてる方々は凄いな大変だなと思っていましたが、
やはり見るのとやるのとでは見える世界は違いました。
業務を抱えながら一人でやる大変さと若干の無謀さも感じましたができればまた参加したいなと思いました。
リベンジというわけではなく、ただもう一度審査員の方々にまともなサービスをしたいなと。
付け焼刃、やっつけで参加する事には意味がないので機会があれば次はしっかりと準備をして臨みたいと思います。
苦いけど良い経験、勉強になりました。機会を与えてくれたT氏に心から感謝します。

ついにでました

小話をギリギリまで削って11分47秒。
タイムオーバーしてるけど
できたコーヒーは美味いし、
一応12分以内なんで本番もノーミスなら点数をつけてもらえます。
激眠く、頭も痛くなってきたのでこの辺であきらめて今日は帰ります。

ちょこっと

ただいまコーヒーにパティスリーコスモさんの生チョコをお付けしております。
コクがあって大人の味。バレンタインブレンドにもぴったりです。

さて日常業務、焙煎を終えて今から練習します。
一回通してみましたが小話を大幅に減らしてオヤジギャクを封印したところ
大幅な時間短縮に成功しました。
といっても、18分が15分になっただけで10分には程遠いのですが。
絶望的になってまた現実逃避、夜食を食べながらブログを更新中している次第。。。

それにしてもここ数日、とくに今日は肌が荒れています。
疲れたときにたまに出るのですがそれにして近年に無いくらいひどい。
年明け、というか年末からつっ走ってきた疲労が全部出てる感じです。
今月も出張や研修、教室と業務以外にもイベントだらけなので
途中でぶっ倒れないよう何かしらの対策をねらなければなりません。
何か良い疲労回復方法などあれば教えてください。

と書きながら、おなか一杯で眠くなってきました。
「寝た方がいいよー」という悪魔のささやきが聞こえます。。。
ただ本当に練習しとかないと明後日の競技が公開処刑みたいになってしまいますので
今から30分だけ寝て朝までコースでがんばりたいとおもいます。

ペーパードリップ

ひょんな事から水曜日にあるペーパードリップの競技会に参加させていただく事になったのですが、
ありがたい事に日々の業務、そのたもろもろに忙殺されて、準備が全く進んでいません。
先日初めて競技(のようなもの)を行ってみたら18分かかりました。
規定は10分以内、12分以上は失格ですので18分は絶望的にもほどがあるといった感じです。

初めての参加、というよりも競技自体生で見た事無いので今年は様子見、
の予定だったのですが、出るからには最低限きちんとするのが他の競技者への礼儀、
なんとか点数はつけてもらいたいと思い、業務中脳内シュミレーションを行ってみましたが
18分のどこをどう最適化しても15分にしかならない、
これは何かがおかしいという事にやっと昨日気付きまして、
根本的な所から変えようと思いたちハリオのドリッパーを買ってきて今さら検証している次第。


それにしても。
同じ円錐形のドリッパーでも思った以上に違うんですね。
設計思想が違うのはわかるけど、想定される使用豆、その前提からして違うのかな。
ちょうどうちで使ってるサンヨーのドリッパーとカリタの違いみたいな感じ?と勝手に思ってみたり。

蒸らしは両方ともうまくいくし(メーカー製なんで当たり前か;)どちらも良いドリッパーですね。
個人的にはコーノの方がコントローラブルで好みです。
ハリオは圧力かかりやすい感じで抽出に安定感がありそうです。
メッシュによっては意外と湯溜まりもできるのであんな抽出法やこんな抽出法もできるかもなんて。
むふふ。いろいろ遊んでしまいこれまた先に進みません。
ブレンドとアレンジでコーノとハリオ使い分けも面白いかも、
なんて思ったけどステージでスプーンを持つ手が震えてうまく液体すくえないくらいのビビリに
コーノのコントロールは難しいでしょう。

喫茶店のマスターなんかしていて教室等もやっているので、
わりと多くの方に表に立つのが好きな人間だと誤解されているみたいです。
モグラのような私の性質を知ってる人はあいつも変わったなぁと思ってくれてる様ですが
中身は全く変わってないのでご安心ください。
慣れない事して苦手な事して、勉強して負荷をかけ続けないと、成長し続けないと折れちゃう。
ボディビルダーの心境とも違いますね、回っていないとストレスで死ぬハムスターみたいなものです。

・・・もうお分かりかと思いますが、ただいま現実逃避中です。
明日は早朝から出張販売で皆様にはご迷惑をおかけしますが、
明日販売分の豆を今焼き終わって競技の事を思い出して
買ってきたハリオの事を思い出してコーヒー入れてたら、むわああってなって。。。

それにしても、コンペは普段なかなかしない事をするので勉強になりますね。
出ることよりもこの検証の様に準備する事に意義があるのでは、
だから時間が無いのはただただ勿体無いなと思います。
駄文垂れ流してる暇があったら少しは練習しろという声が聞こえてきますが、
やはり仕事があるとのれない、他が気になって集中できないのです。

とりあえず明日が終われば。
明日の夜は無理でも明後日、明々後日、閉店後朝まで頑張る×2で
何とかなるんじゃないかと、ビビリのくせに楽天家、
というより追い込まれないと動けないタイプの私は
火事場のクソ力で神がかり的な集中力が舞い降りてくる事に期待しているのです。

土日の営業のご案内

本日出張販売のためお店は午後3時からとなっております。また、ご案内が出来ていませんでしたが明日2月6日日曜日も同様に午後3時からの営業となります。ご迷惑をおかけしますがどうぞよろしくお願いします。

マリアージュ

昨年の事になりますがSCAJトレイニング委員会主催のカッピングパーティーに参加しました。
パーティーと言っても内容はコーヒーマイスター有資格者用のセミナーです。
「コーヒーのセパージュ」と称してコスタリカやパナマの生産者の方々と
ブルボンやティピカ、カツーラ等、品種による味わいの違いをカッピング&意見交換。

その次のセッションではそれらのコーヒーと様々なお菓子との食べあわせをしました。
同じ生産国で「品種によるお菓子との組み合わせ」を見るというのは珍しく、とても貴重な体験となりました。

お菓子とコーヒーの組み合わせには調和を取るためのボディのバランスや酸の合わせ方などある一定の法則があります。
ある程度理解していたつもりだし、その内容の一部は弊店のコーヒー教室などでも紹介してきたくらいですから、
確認♪確認♪とかなり軽い気持ちでセッションに挑んだのですが・・・そこでびっくり!
その中の「ビジャサルチ」というコスタリカ固有の品種の爽やかな酸味と
チョコレートを使ったケーキのリッチな味わいの組み合わせがどんぴしゃだったのです。
セオリーを無視した、私の想像をはるかに超えた新しい味わいでした。

「お菓子とコーヒーのマリアージュ」とはよく言いますが
普通はお互いが足を引っ張らず、口の中で1と1がほどよく溶け合って2になればまあ御の字です。
ところがこの場合は1+1が3か4か5か、全く新しい味わいを生み出していましたのです。
ひこまろさんがいれば「これはまさに、コーヒーとチョコのできちゃった婚や~」
と言うに違いない、本当に衝撃の組み合わせでした。

もしかするとスペシャルティコーヒーには今までとはまた違った概念の、
新たな食べ合わせの法則があるのかもしれませんね。
個人的には「つなぎ」というか何か乳化剤的な味わいの要素の有る無しが関係してるのではないかと
にらんでいるのですがすみません、ハッキリとはまだわかりません。
きっちりと検証して考えがまとまれば今後コーヒー教室などでもご紹介していきたいと思います。