マラウイ ゲイシャ ヴィフヤ

こちらもご案内遅くなりましたが現在販売中のコーヒーです。

 『マラウイ ゲイシャ ヴィフヤ』

≠フジヤマ ゲイシャ ハラキリ 
日本の「芸者」とは全く関係ありません。
ゲイシャとは「ゲイシャ種」というエチオピアを起源とするコーヒーの品種の名前です。
品質は高いものの収穫量が少なく研究用以外ではほとんど栽培されてませんでしたが
近年弊店でも以前販売したパナマエスメラルダ農園の人気、
とんでもないプレミアム価格での取引でブームに火が付き、
様々な地域で栽培が始まっています。

とはいえ今のところどこもエスメラルダ級の「ゲイシャフレーバー」は出ていない様です。
やはり品種よりも土壌や微気候がもたらす影響のほうが大きのでしょうか。
昨年オークションに出たエスメラルダ農園のゲイシャのバッチ違い(#2~6。-弊店使用はNo.6)
をカッピングしたしましたが、その香味の違いに驚かされました。
まさに微気候が織り成す奇跡。
同じ農園でここまで違うんだから他の地域での香味の再現は相当難しいでしょう。
逆に言えば全く違う、新しい香味が生まれてくる可能性も無きにしも非ずで、
そういった意味でも今注目の品種のひとつなのです。

さて、このマラウイのゲイシャですがパナマのゲイシャとは
全く違った魅力を持ったコーヒーです。
突き抜けた個性、いわゆるあの「ゲイシャフレーバー」はありません。
東アフリカ産のコーヒーに共通する味の印象の方が強く
どちらかといえば安心して飲める(?)タイプのコーヒーです。

フィリルアと現地語で「山の花」を意味する名前がつけられてるように
フローラルな印象がこのコーヒーにもあります。
エスメラルダの、鮮烈な蘭の花のような香りではありません。
もっと野趣に富む、素朴な雰囲気の山の花の香り。
またグミやコケモモのような果物屋には並ぶ事のない
野生の果物の香りがふわっとします。
マラウイという日本から遠く離れた国のコーヒーですが
その香りの中にどこと無く郷愁を誘う、和の雰囲気があり、癒されます。

深煎りで仕上げておりますのでほのかな優しい酸味に加え
和栗のような、渋を微かに含んだほっこりとした上質の苦味も楽しんでいただける事かと思います。

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