どんなに最新式の機械でも、機械はその性能を保つために定期的なメンテナンスが必要です。
焙煎機は掃除や注油が必要な場所が多く、それぞれの箇所でメンテナンスのタイミングも異なります。
お店では
A・・・毎日行う所
B・・・週に一回程度
C・・・2週間に一回
D・・・月に一回
E・・・半年に一回
F・・・年に一回
G・・・数年に一回
と、それぞれランク分けをして、日数やバッチ数でメンテナンスの管理をしています。
ギーセンが来て約2ヶ月経ちました。
本格稼働はまだ先ですが、焙煎量が100バッチ、500kgを超えてきたので
ルーチンとは別に全部ばらして中の様子を確認しました。
冷却槽は二人で外します。
この辺りは今は2週に一度行っている箇所です。
排気ラインの浅い部分は別の場所から掃除機を突っ込んで毎日掃除しているのでほとんど汚れはありません。
チャフコレクターから排煙ダクトにつながる部分です。
ここと送風ファンまでのラインにススが付きます。
屋外の排煙ダクト(煙突)です。
通常はここに油分を含んだススがびっしり付いて大変なのですが
この焙煎機には公害対策用に煙を焼き切る「アフターバーナー」という消煙装置が付いていて、そのお陰でチリ一つ付いていません。
ガス代が馬鹿にならないものの、煙突掃除の手間やコストが省けるのは嬉しいです。
焙煎機とそのアフターバーナーをつなぐダクトです。
ここが一番汚れる部分だと思います。
サラサラのススが付着していました。
それほどの量を焼かなくても汚れは少しずつ、確実に付いていきます。
(うちみたいに2ハゼ以降の深煎りばかりの店だと尚更です)
排気ラインが汚れると空気の流れ、いわゆる「抜け」が悪くなり、味わいにも影響が出るので注意が必要です。