★期間限定★『ブルンジ ガツクサ クラシック』

4月の限定豆のご紹介。豆香洞では初登場、ブルンジ共和国のコーヒーです。

ブルンジ共和国とは

アフリカ東部に位置する人口約1200万人弱の国です。民族間の激しい対立による内戦などで政情は不安定。主な産業は農業で、良好な気候や肥沃な土地を活かして輸出用の茶やコーヒーの栽培を行っています。

ブルンジのコーヒー

元々コーヒーの栽培に適した地域ではありますが、近年COE(カップオブエクセレンス)などの品評会が開かれるなどコーヒーの品質向上にも力を入れています。

『ブルンジ ガツクサ クラシック』

今回ご紹介するコーヒーを作っている「ガツクサ精製所(GatukuzaWS)」は2019年の品評会で優勝するなど、実績のある精製所です。

グレープフルーツのようなすっきりとした素直な酸を持っているのでそれを活かした浅煎りでも良かったのですが、豆に「力強さ」を感じたので、あえて酸を抑えた深煎りに仕上げました。

ボディや味わいの濃さからは「さすがはアフリカのコーヒー」という土地の持つパワー、ポテンシャルの高さを感じます。ただ、同じアフリカ産のコーヒーとは言っても当店レギュラー組の「ケニア」や「エチオピア」とはまた印象が違っていて、「野性味」といいますか、洗練されすぎていないワイルドな印象(これもアフリカらしいと言えますね)を感じます。

当店の味づくりのコンセプトに「味や質感のきれいさ」というものがありますが、このコーヒーには、そこから外しすぎないほどに少し外した「荒さ」があります。

通常であればこのコーヒーはうちのラインナップにわざわざ並べる事はなかったかもしれません。ただここ最近、音楽や写真の分野で何となく感じていた「心地良いノイズ感はあり」論が、これコーヒーの世界でもまんま当てはまるのではないか、と思っておりまして。それを証明するために出してみた、ある種実験的と言いますか、コンセプチュアルなコーヒーです。

個人的には飲み始めの中盤から後半にかけて感じるかすかな「引っ掛かり」が、逆に味わいの印象を強めたり、長く深い余韻を作ってくれている気がします。自然と「古き良き」という言葉が浮かんでくる感覚があったので名前に「クラシック」と入れてみました。

販売ページ

『ブルンジ ガツクサ クラシック』

皆様はどう捉えられるでしょうか。いつもの豆香洞の味わいとはまた少し違いますが、ぜひ試していただいて、ご意見いただけると嬉しいです。

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