「的を射る」オリンピックと焙煎

こんにちは、フクマメ店長です。
オリンピックが終わりましたね。色々な意見があるとは思いますが、個人的には普段あまり接する事のない競技(馬術とかカヌーとか)を見る事が出来て楽しかったです。

とくにアーチェリー競技が面白かったです。ルールが分かりやすくてシンプルな上に競技時間が短めな事もあいまって、集中して観戦を楽しむことが出来ました。 あれほど遠くの小さな的を正確に射抜く選手達の集中力は本当に凄いと思います。

 

競技を見ていて「狙ったところに当てていく」という意味では自分たちが普段行っている「焙煎」と似ているような気がしました。

日々の焙煎も都度「狙いの味」「狙いのプロファイル」をぶれることなく打ち抜いていくような作業です。(狙って、味採って、ずれていたら微調整、の繰り返し)

その時に狙う味わいのポイントは「点」なのですが、毎回「ピンポイント」で狙っていくよりも、少し幅を持たせて(例えば、温度であれば±0.2℃、タイムであれば±0.5秒、とか)「ゾーン」で狙っていった方が結果ピンにくる確率が上がるような気がしています。

昔は本当に毎回ピンど真ん中を目指して焙煎していたので、少しでも狙いからずれる事(わりとある)が相当なストレスでした。

ある時「ゾーン」で狙いだしてからは、焼いている本人にしかわからないようなミリ単位のズレは気にならなくなり、心に余裕が出来たからか前よりも同じところに味が集まるようになってきもしました。

その味づくりに慣れてからは日によってゾーンの「下より」とか「上より」を狙ってみたり、ゾーンの中でも一定の範囲内であえて煎り分けて味の「ゆらぎ」を確認したりする事で自分の焙煎の幅も広がりました。結果として「ピン」に当てる技術も上がったような気がしています。

アーチェリーの選手は的を狙う際にどんな事を考えているのでしょうかね。
焙煎と同じなんて事はないと思いますが、機会があれば聞いてみたいところです。

 

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