
先月「SCAJ2016」に行ってきました。
SCAJは毎年東京ビッグサイトで行われている日本で一番大きなコーヒーの展示会です。
今回はその様子をお届けします。
広い会場に多くの生産国や機器メーカーのブースが並びます。
カリタさんのブースではロボットが粉を挽く所から上手にドリップコーヒーを入れていました。
近い将来、私たちの仕事も変わってくるかもしれません。
年々大きく立派になるハリオさんのブース。
UCCさんのブースには茶室が登場。海外から来られてる方々をおもてなししていました。
焙煎機メーカーも多数出ています。
世界的なマイクロロースターブームで焙煎機にも毎年新製品が出ています。
最新のグラインダーやエスプレッソマシン等の展示。
会場ではバリスタや、抽出、カッピングなどの各種競技会も行われています。
先日行われた焙煎の競技会の発表も会場で行われました。
2日目はブルーマチックさんのブースで新しい業務用コーヒーメーカーの抽出デモンストレーションを行いました。一緒にプレゼンをしてくれたのは世界大会で競った台湾の焙煎と抽出のチャンピオンLULUさんです。とても良いゲイシャを持ってきてくれました。彼女は味を取る感覚と抽出の調整の精度と正確度が凄くて、一緒に入れててとても勉強になりました。会場では色々なブースでこういった素晴らしい技術を持った方たちが入れるコーヒーを飲むことが出来ます。その機会が増えてきているのも最近の傾向かもしれません
会場では各種セミナーも行われています。
私は所属しているグループの生産国セミナーを受けました。テーマは「ブラジルの水洗式コーヒー」と「ホンジュラスのコーヒー」について。とても良いコーヒーです。お店でも紹介できるかもしれません。SCAJではこういった感じで新しい豆との出会いもあります。そして生産者やエクスポーターの方から直接詳しい話を聞くこともできます。コーヒーの産地はどこも遠くて中々行けないので、とても良い機会です。
全体としてはブースの一つ一つが大きく豪華になっていた印象です。人も増えていたのかな?ここ数年、海外の色々な展示会に行ってましたが、日本の展示会は完全なBtoBスタイルで企業や小売店を相手とした出展者が多く、一般の方がほとんどいないのが特徴です。スペシャルティコーヒーを普及する、というよりはスペシャルティコーヒーを普及する人を普及する、のが目的なのかもしれません。
展示即売も他の展示会に比べると少ない気がします。
そんな中、展示されていた素敵すぎるグラインダーを買うことが出来ました。(これが今年一番の収穫かも)。
SCAJは平日開催ですが、コーヒーが大好きな方は機会があればぜひ行ってみてください。一日中楽しめると思います。