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先日、東京で宮崎のパティスリー『en haut』(アンオー)のシェフ、
芋生玲子さんにお会いする機会がありました。
ご覧の通り、とても美しくてキュートな方(鼻の下伸びすぎ・・・)ですが、
実は菓子職人コンクールの世界大会でチャンピオンになった凄い方です。
少しお話する事ができましたが見た目の可憐さとはうらはらに、
しっかりとした、強い芯を感じる方でした。
いつかお店に伺って、その「作品」を味わってみたいものです。

最近「○○のチャンピオン」という方にお会いする機会が増えました。
どの方も会ってお話すると、いわゆる普通の方とは違った輝きや独特な雰囲気、
強い個性を持つ方ばかりで、さすがチャンピオンは違うんだな、と感心させられます。

翻って客観的に自分を見てみると、わりとど真ん中の「只者」で特にオーラも無く。。。
(最近はスタッフが増えたため、店中での存在感がどんどん薄れ、
毎日居るのに「最近マスター見ないね」と中々気付いてもらえません。。。)

いただいた「下町のチャンピオン」という焼酎のような呼び名は
豆香洞コーヒー店主としては光栄で嬉しいものの、
「焙煎士」という、自分が関わってきた本当に深く厳しい世界、
期間限定とはいえ、一応その一部の代表者として扱われている現況からすると、
もう少し何とかしないと、といった焦りに似た気持ちもあります。

今更自分のキャラクターをどうこうは出来ないのでオーラ関係は諦め、
その代わり焙煎競技会の関係者として、その責務をもっと果たしていきたいと思います。
自分をきっかけに「へえ」でも「ふーん」でも良いので「焙煎士」という職業を広く知ってもらい、
最終的には一人でも多くの方にコーヒーという素敵な飲料に興味を持ってもらう。
そういった流れが作れたら嬉しいです。

来月、我々の大先輩、ドリップ抽出の神様みたいな方々が日本中から東京に集まって、
一般のご家庭向けにネルドリップのワークショップを開催するそうです。
自分の育った世界に恩返し。次の世代のために種を蒔く。
本当に凄い話、素敵な話です。
私もそれに習って、コーヒー教室よりももっとライトな、
広く一般の方に向けた「コーヒー焙煎体験イベント」のようなものを、
いつか何処かでやれたら良いなと思っております。
(一人では難しいので、どなたかご一緒にいかがでしょうか?)

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コメント

  1. 原あつみ より:

    コーヒーの今、コナで
    後藤様
    こちらのコーヒー農園の世話をしている人たち(主に中南米からの人々ですが)はコーヒーを飲まない人が結構たくさんいます。コーヒー飲まないのに、どうして栽培の世話ができるのか、、、とも思ってしまいますが、農作物のひとつとして拘わっているのでしょう。
    今月末、東京に行くので、バッハコーヒーやランブルやミカフェートなどに行って試飲してこようと思っています。
    自宅ではセミプロの主人のカプチーノと私のサイフォンでのみコーヒーを飲んでいるので、この際、アメリカに来る際に一切合切を他人に譲ってきたドリップ一式をまた購入して、一からやり直そうと思っています。こちらにいらっしゃることがあれば、農園ツアーと焙煎、試飲、全部できますよ。ご一緒したいものです。
    パルプナチュラル、今季からトライしてます!

  2. フクマメ店長 より:

    ニアミス?
    いつも読んでいただきありがとうございます。
    私は東京には今週末行く予定です。(1週間早い?)

    >パルプナチュラル、今季からトライしてます!
    新しいチャレンジ、良いですね。
    結果が楽しみです。

    ハワイにはいつか必ず行きたいと思いますので
    その際はぜひ!
    お会いできる日を楽しみにしております。

  3. 原あつみ より:

    残念
    わあ、残念ですね。たぶんすれ違いです。29日着ですので。ホノルルから福岡直行便が出ているので、一瞬、九州廻りで行こうかなとも思ったんですが、時間が足りず、この案は却下されました。でも九州にはコーヒーに携わっている優秀な方が多いですね。なぜ?とも思います。

  4. フクマメ店長 より:

    Unknown
    残念でしたね。またの機会に。九州は、関東や関西とはまた違った雰囲気の、小さいけれど熱いコミュニティがあります。なぜそうなのか、理由は色々あると思いますが、土地柄・人柄もあるのかなと思っております。

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