ワニさんと

「旅する焙煎人」中川ワニさんと飲みました。
ただいま九州ツアーの真っ最中だそうです。

お会いするのは実は2度目です。
当時はまさかこうして同業者として一緒に焼酎を飲みながら
放るもんを突くなんて思ってもみませんでしたから、
人の縁って不思議なものです。

想像していた通り楽しい方でした。そして熱く、優しい方でした。
最初はコーヒー談義だったのですが最後の方は
「最近もつ鍋もホルモンもうますぎる!」
みたいな、なんだかわけのわからない話にまでお付き合いいただいて。。。
ほんとすみません。
それにしても久々食べた「煮込み」のホルモン。やはり美味し過ぎます。
特にハツ刺しが絶品で焼酎がすすむ君でした。

最終的にはコーヒーは「人」と言います。
誘ってくれた美美の番長E氏しかり、
コーヒーの世界には恐ろしいほどのセンスや才能、
カリスマ性を持った天才的な化け物がゴロゴロいて、
付き合っていて楽しいんだけど時々ふと悲しくなります。

まあ無いものを嘆いても仕方が無いので
「地道に真面目にコツコツやるのも才能のうち」
と考えて、自分にやれる事を続け、私は私で地味系コーヒーの世界を極めていきたいです。

コーヒー漬け 後編

同日。
午後からは日本スペシャルティコーヒー協会の地区大会へ。
委員会別の活動報告。世界と日本のスペシャルティコーヒーの実情など。
次年度は委員もがらりと替わり、また違った体制での運営になる模様。
その後懇親会。車なのでウーロン茶で乾杯。

その後T氏とスタバ入り。プレスサービスを知ってしまう。
コーヒーの説明カードとともに男性の店員さんが丁寧にプレスの味わいの説明をしてくれた。
忙しいのに申し訳ない。それにしても心地よいサービス。
平日の深なのに満席なのも頷ける。コーヒーのひとつの理想形。


↑経験上この目付きでコーヒー飲んでる人は100%同業者orマニアです。塩、撒かれますよ。

ロースター、自家焙煎店、スターバックス、コモディティ、スペシャルティ、などなど。
一日どっぷりとコーヒーに漬かった中で考えたのはやはり自身の立ち位置。
あらためて大手ロースターにしかできない事、スターバックスにしかできない事がはっきりとわかった。
そこを真似てもしょうがないのでできない事はできる所に任せ、
自分は小さな自家焙煎店にしかできない事を必死に考えていく。
自店の生き残りといった幼稚な発想ではなく、業界全体の中での自家焙煎店の「役割」を。

コーヒー漬け 前編

午前中珈琲文化学会でお世話になっているトーホーコーヒーさんのご厚意で工場見学をさせていただきました。
大人の社会科見学です。60kg、180kgのプロバットに感動。
当店の5kg焙煎機は大きいようにみえますが名称は「ショップロースター」「’小型’焙煎機」。
焙煎機の世界では3~15キロ程度の釜は小型焙煎機、それよりも小さなものはサンプルロースターと呼びます。
基本的に焙煎機は工場の機械という事なのでしょうね。

昔から「あくまでもコーヒーは食品」という扱いだそうです。
非常に高いレベルの生産管理、品質管理体制に脱帽しました。
このあたりの事はブレンドチャンピオンシップの優勝者
ドトールコーヒーの下川さんの記事を読んでも思いましたが、
企業、ロースターさんってやっぱりすごいなと感じます。
実際に行っている品質管理のカッピングもさせていただきました。
なかなかできない貴重な体験をさせていただき本当にありがとうございました。

その後焙煎セミナーの打ち合わせのためタンザニアから帰ったばかりのマスターに会いに「美美」さんへ。
お店に入りふと客席を見ると最新の「Roast Magazine」でも取り上げられていた
世界レベルのロースター、鹿児島の焙煎人I氏の姿がありました。
かと思えば京都のカリスマ焙煎人の方が普通にお客さんでいたりして、もうホント、
どんだけコーヒーの聖地なんですかと思ってマスターの顔をみると
いつもと何も変わらずにこにこしておりました。

ご縁

由布院の珈琲店『木馬』のマスター小野様にご来店いただきました。
また先日は熊本『タイムレス』のマスター江藤様にもご来店いただいております。
遠路はるばるお越しいただき本当にありがとうございます。

なぜ名だたる名店のマスターが豆香洞に?とお思いの向きもございましょうが
お二方とも『九州喫茶散歩』にいただいたご縁なのです。
著者の小坂さんには感謝しきりです。
ほんとうは掲載全店自分から伺おうという野望(?)を持ってはいるのですが、
なかなか思うようにいかず、そうこうしている内に先に訪ねてきていただき恐縮です。

同業の方に珈琲をたててお出しする時はいつも緊張してなかなか思うようにいきません。
ただ珈琲談義はいつもリラックスして楽しませていただいております。
目指す所や珈琲に対するスタンス等、皆まるで違っていて、それはまあ当たり前なのですが、
先輩コーヒーマンのお話にはどこかしら共通する部分があり、
その通ずる部分に何かしらの真理があるのかしら、
などと思いながらいつも拝聴していますがうまく整理がつかず悶々としています。
まあたかだか数年かじったくらいで真理の一部でも見える様な世界なら
人生かけるほどの面白みがあるわけもなく、
なんだかんだで20年後も同じ事を言ってそうな気がして、うん、楽しみです。

九州喫茶散歩出版記念イベント

福岡市石釜のkoyaさんにて開催中の「九州喫茶散歩出版記念イベント」に行ってきました。

koyaさんには初めてお邪魔したのですが、
「あああ・・・こんな所でこんなお店がしたいんだ・・・」
と思わせてくれる、素敵過ぎるお店です。


ちらりと覗いたギャラリースペースの「梅屋」さん。
こちらも素敵げ。


九州各県の自家焙煎店の豆がずらり。マニア垂涎の光景です。
こんなに贅沢な品揃えのコーヒー豆のセレクトショップもなかなかないでしょう。
これは貴重なチャンス。端からずざざっ!と全部買いするのもありだと思います。

今日は私は「日替わりマスター」としてカフェで
これらの豆を点てさせていただきました。


できるだけお店の味に近いものを出せるよう各店が指定したレシピ。
このリストが見れるというだけでも興奮します。

こちらのお店では円錐ペーパーで入れています。
もともとネル抽出のお店が多い、まあそれでなくても全く同じ味を出す
というのは厳しい、というか無理なのですが、
レシピを睨み、豆を睨み、雰囲気としてこんな感じの味を出せたら良いのかなと
いろいろ考えながら抽出してお出ししました。

お店同様たてたコーヒーは全て味見をします。
お蔭様で全店舗のコーヒーをいただく事ができました。


裏はこんな感じ。コーヒー飲みまくりです。
どちらのお店もさすがに美味いぃぃぃ!
ほんと役得です。

お菓子まで出していただいて、素晴らしいロケーションの中
一日幸せな時間を過ごす事ができました。
ありがとうございます。

イベントは27日(日)まで。
著者の小坂さんは会期中ずっといらっしゃるようなので
お話をしたりサインをもらったり、写真をご一緒したりするチャンスです。
くどいようですがコーヒーもこんなに色々と飲める機会は無いと思います。
幸せな気分に浸れること間違いなしですので、
ぜひぜひぜひ、皆様お誘い合わせの上ご来場ください。

ニース会談

お店が終わって赤坂で会食。
お祝いと、お祝いと、お疲れ様とがんばりましょうの会。

会場はとねりこさん。南仏料理のお店です。
ってー南仏ですよ!な・ん・ふ・つ。
南無阿弥陀仏の略じゃなくてね。
南・おフランス。
シャレとりますなぁ。縁ないなぁ。
料理もですが建物がちょっと変わっていて面白素敵なお店です。


なんのシーンですかね。
笑いすぎでしょう。


打って変わって二次会は角打ち。
やっぱ落ち着きますわ。わはは。

夢の追い方


今冬からニューヨークへドラムとタップの勉強に行く
友人の壮行会に行って来ました。

同い年の彼は努力家で楽天家。
彼のここまでの道のりを考えると頭が下がります。
興味を持って何事にも取り組む姿勢もそうですが、
モチベーションとは関係なく、ただひたすら地味な努力を
習慣化して続けられる。これがすごい。
嫌だとか、面倒くさいとか、飽きたとか、もうやめたいと思いながら、
二日酔いでも毎日基礎はやる、みたいな姿勢。
マイブーム、’はまっている’時に頑張るなんて、そんなの誰でもできますから、
これはプロフェッショナルに必要不可欠な、素晴らしい才能だと思います。

「一年生になったら友達100人できるかな」という歌があります。
何十年生になってもそんなの無理な事がオトナになるとわかります。
そしてオトナは「ほんとに親友と呼べるのは数人だけだよ」とか
「そもそも友達の定義ってなに?」なんて、
しゃらくさい事を言うのです。

それでも。
彼はあの歌を地でいきます。
壮行会も人、人、人、人・・・・・・・。
人を引きつける魅力。
彼の周りは人が一杯、笑顔が一杯。
そして幸せな出会いが一杯。
私も彼の人徳のお相伴にあずかって素晴らしい方々にめぐり合えました。
彼無しに今の珈琲人生は語れません
この人徳も才能だと思います。

その才能が引き寄せた最高の出会い。

素敵なTシャツを着たサプライズゲストは中野章三先生です。


神様と神の子のタップセッション。
しばらく見納めと思うと寂しいですね。

ニューヨークに行くといっても「一花咲かすゼ!」みたいな気負いはなく、
いや、基礎練習の延長で、といった感じがまた彼らしいのです。

「情報の価値はそれを取りに行った時間と距離に比例する」
と聞いたことがあります。なるほどなと思いました。
ニューヨークはほとんど地球の裏ですから、
色々と吸収して、大きくなって帰ってくることでしょう。

その時に「お帰りなさい」と最高の一杯が出せるよう
私も精進を続けていきたいと思います。

ありがとうきみ。また会おうぜ。
いってらっしゃい。

豆香洞がジャック

されました

珈琲蘭館の田原さんに。

     いらっしゃいませ

ハニー珈琲の井崎さんに。

     いらっしゃいませ

バリスタは九州の星、ヴォアラコーヒーの麗さん。

     なんてせまいの

というのはもちろん冗談で。
今日は来月行われるエスプレッソブレンドチャンピオンシップのための
打ち合わせが当店で行われました。
今回は第○回目の打ち合わせ、九州チーム全員集合の巻でした。

九州チームメンバーはあだちコーヒーさん、ヴォアラコーヒーさん、ハニーコーヒーさん、
珈琲工房森山さん、珈琲蘭館さん。
この面子は、濃いですね。濃すぎます。
あまりに濃すぎて高麗人参エキスみたいな激濃エスプレッソが出来そうなので
それを少し薄めるため豆香洞コーヒーは今年も参加します。

いよいよ本日本番で使う豆とブレンドを決定。
そのためみんな真剣に

<焙煎Aチーム>

真剣に

<焙煎Bチーム>
梅ヶ枝餅を食べながらサンプル焙煎をします。


カッピングも楽しみながら真剣に。


焙煎機を使ってさらに○バッヂ。

業界の大先輩、しかもスペシャルティやESPに関して
飛びっきり中の飛びっきりな方ばかりですので何から何までためになる、
オープン一年の私にとっては赤面と冷や汗の連続ですが、
それこそが糧になる、役得であると信じてついて行きます。

今回○種のブレンドでと味が決まりました。
エイジングを考えて○日後某所にて本焙煎を行います。

相手のあることなので伏字ばかりで申し訳ありません。
しかし今日飲んだエスプレッソは「これもありなんだ!」とほんと目から鱗、
まさに「明日もまた飲みたくなる」キラッキラの美味しいエスプレッソでした。
これは本番、期待できそうですよ^^

神戸へ


CQIのQグレーダー試験を受けに神戸に来ています。Qグレーダーは先日合格したSCAAカッピングジャッジの上位資格(?)です。官能試験は免除されますので今回は筆記試験だけ、なのですが。。。勉強という勉強をしてないので不安です。と言っても何が出題されるかはわからないので勉強しようもないのですが。とりあえず新幹線の中でウトウトしながら出るかもしれないカッピングプロトコルを見直しました。他、法律関係は、、、ぶっつけで(^-^;

トレーニングを兼ねていた前回と違って、今回は資格のためだけの試験なのでやる気が。。。落としてまた半年後来ないといけないのは嫌なのでそれを最大のモチベーションに試験中居眠りせんごと頑張ります。

うどんブーム(?)

コーヒー文化学会の会合、
に行く前にまた葉隠うどんを食べました。


全員ロースターという変な席。
みんなうどん(麺類)の食べ方が堅気じゃない気が。
すすって、すすって、フレーバープロファイルをとる感じ。
野菜ソムリエさんに怒られますよ。


私だけ細麺にチャレンジ。
想像していたのよりかなり細いけどこれまたうまい!
甲乙つけがたしとはこのことです。
このお店では大盛りを頼むよりも
「ふつう具入り」→「かけ細麺」で〆というブルジョワな流れが最高ですね。


そのまま一同ハニーコーヒーさんで食後の一杯。至福。
うどん→コーヒー この流れ定番となりそうです。