パッキング速度向上委員会


コーヒー豆のパッキングにはいろんな種類がありそれぞれメリットやデメリットがあります。
豆屋をやる前はそこまで真剣に考えていませんでしたが
やってみるとパッキングはかなりの数をこなす必要があり、かなり労力を使います。
そしてかなりのお金も使う、というオトナの事情がある事もわかりました。
傍から見てるぶんには採用しているお店の考え方も表れていたりするので楽しいものですが、
お店にとってはかなり重要な課題であると感じています。

豆香洞ではコーヒーが生鮮食品であることの強調のため店頭の包装にはポリパックを採用しています。
もちろん豆面を見ていただきたいというのもあります。
内部にガス抜きの穴を開け、破損防止のため二重にしています。
光には弱いものの、そのまま冷暗所や冷凍庫などで保管していただけます。

店ではパックの作り置きはせず、試飲していただいた瓶から直接取り出して
計量、場合によってはそれを粉砕してからパッキングしています。
「生鮮食品の量り売り」というスタイルなのであえてそうしていますが
この方法は意外と手間が掛かる上にかなりお客様を待たせてしまいます。

包装している間はお客様とコミュニケーションが取れる貴重な時間でもあるのですが
コンビニでもなんでも、現代社会に生きるわれわれは最短、最速のスピードで
買い物、会計を済ましてしまう事に慣れています。
現状のメリットを維持しつつお客様にストレスを与えてしまわないよう
パッキングの時間の短縮を図りました。

具体的には作業の最適化と省力化です。
先日少し動線を変えて29%時間を短縮しました。
そして今日。動線に加えてシールを貼る順番を変え、そこからさらに21%の時間短縮に成功しました。

開店当初に比べるとかなり早くなりましたが
他のお店でよく見られる作り置きパックの利便性に比べるとまだまだです。
日々精進してサービスの向上に努めていきたいと思います。

システム的にはそろそろ限界に近いので自身の動きをスピードアップしていきます。
それこそ残像が残るくらいの速さに。

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