コーヒー教室 ドリップ応用編 2

続きです・・・

「上手な(ダメな)お湯の落とし方」「ポットの選び方」の説明の後、
一定の細さで狙ったところにお湯を注げるようになるためのドリップポットの使い方のコツ、
ご家庭での練習方法をお伝えします。

反復練習である程度注湯が安定してきたら、粉とお湯を計量、温度も一定にして
普段どおりの入れ方で同じ量のコーヒーを入れてもらいます。

その際私が普段トレーニングや検証で行っている方法でいれてもらいます。
ストップウォッチでタイムを計りながらサーバーの下に秤を置いて各タイミングで注ぐお湯の量を計ります。
プロも含めてドリップに慣れた人はほとんど感覚的に注湯を行っています。
もちろんそれで構わないのですが、こうした数字として残す方法は後の検証や情報の共有が容易になります。

また検証を繰り返す事で数値を見るだけである程度味の想像が付くようになり様々なメリットが生まれます。
例えば
(20.40.40.40.40 ※単位はg)と(20.20.30.40.70)、(20.20.20.60.60)の味わいや
テクスチャーの違いが飲まなくてもある程度想像つき、その理由の説明もできます。
(30.30.30.30.60)という数値のカップに問題点があった場合、改善点をすぐに見つけ指摘することができます。
(20.20.30.40.70)という数値からさらに味わいを深めるための、逆に安定感を増すための改善方法などを見つける事ができます。
全く同タイムでたてた(20.20.30.40.70)と(20.20.30.40.70)
二つのコーヒーの味わいが違った際にその原因とブレを無くすためのポイントを探ることができます。

便利です。
教室ではそれぞれの参加者の入れ方を全て数値化、立てたコーヒーを皆で飲んでもらいながら
「なぜその味になるのか」をデータを確認しながら検証します。
これが自己流の入れ方の修正に大いに役にたちます。

教室ではこの他
「○℃が良いのウソ、ホント」「プロが選ぶ(選ばない)ペーパー」「プロが選ぶ(選ばない)ドリッパー」
などドリップにまつわる情報は都市伝説も含めて色々とお伝えいたします。

これからドリップを初めようという方には少し難しい内容かもしれませんが、
すでにご家庭でドリップを行っていてどうも上手く入らない方や、
上手だけどそこからさらにステップアップしたい方等にはおススメの講座です。

先月好評でしたので今月も店舗「応用編」にて行います。
興味があるかたはぜひご参加ください。
※上級者向けの内容です。ドリップで入れた事がほとんど無い方は「基礎編」をご利用ください。
マンツーマンに近い形で行いますので今月の応用編に限り定員を3名とさせていただきます。

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