こんにちはフクマメ店長です。
先日、焙煎豆のハンドピック(手選別)をしていると豆の中から小さなイモネジが出てきました。産地から届いた生豆を選別してる際にネジや釘が出てくることはまれにありますが、焙煎した豆から出てきたのは今回が初めてです。
ネジをよく見ると片側だけがこんがりと焼けています。直感的に
「これは豆に混入していたのではなく、焙煎機の部品が欠落したものでは?」
と思い焙煎機をよく調べてみましたが特定には至らず。。。
とりあえずネジを保管して様子を見ていたところ、後日どこの部品なのか分かりました。
ここです!
ホッパー内の可動部に2か所あるネジが片方外れていました。
ハンドルとホッパーの仕切り板を固定しているネジのようです。
ある日豆を投入しようとしたらハンドルが根元からすっぽ抜けるという事件が発生。そのおかげで分かりました(笑)
とりあえずネジを取り付けて、もう片方も増し締めしておきました。今回は抜け落ちたネジをハンドピックの段階で取り除く事ができましたが、見逃していたらと思うと、、、ゾッとします。異物混入は本当に怖いです。
焙煎機は食品を作る機械です。ネジが緩むのは仕方ないとしても、もし外れた場合でも気付きやすいとか、ドラム内に落ちないとか、そういった構造にしてほしいものです。
ここに限らず、毎日動かしている部分のネジは緩みやすいので定期的に絞めなおす必要があります。今回このネジが抜け落ちるまで1万バッチ以上焼いているのでそうそう緩む事はないのかもしれませんが、せめて年に一度くらいはチェックした方が良いかもしれません。同じタイプの機械を使用している方はご留意ください(どうぞご安全に…)。
以上、焙煎豆からネジが出てきて肝を冷やした、という話でした。
産地での選別の精度が上がり、品質の面で「今どきハンドピックは要らない」という意見を良く耳にします。それも一部分からなくもありませんが、やはりこういった事もあるので私たちは引き続きハンドピックをしっかりと行っていきたいと思います。
それでは。良いコーヒーライフを!