少し前になりますがお客様に紹介していただいた
志免のパティスリービヨンドさんに行ってきました。
おススメされたクーフリボール(右)
写真で伝えるのが難しいこの照り感。コクがあって印象に残る味。
食べると感動、満足してしばらくは良いやと思うのに
そのしばらくの前にまた思い出して食べたくなる、タラバ蟹のようなケーキでした。
そしてまた。
一昨日友人宅へのお土産にと今度はシェフの名を冠した「小宮ロール」を買っていきました。
スポンジの粗さとか弾力とか、クリームの甘さとか口解けの良さとか、
とにかくバランスが取れていて、分かりやすい感動や衝撃はないけれど滋味溢れるというか、
こういった派手さがないものをきちっと美味しく仕上げるのが一番難しいんだろうなと、
そっちの方に感動しました。
コーヒーで例えるとクーフリボールがトップクラスのスペシャルティのシングルオリジン、
ロールケーキはデイリーユースのお店の看板ブレンドといった所でしょうか。
タイプは違いますが素人目にみてもこれはどちらも一筋縄では作れんぞと、
最近自分のテーマになっている「プロフェッショナル」をバキバキに感じられる逸品です。
不景気でデフレで、それはもうこんな時代に生まれたからしょうがないのですが、
こんな時だからこそ、安いかわりにあまり印象が残らないものをドカドカ食べるより、
ごくたまに、こういった深い感動が残るものを食べ、平時はその「おもいで」で食いつないでいく、
そんな生き方の方がトータルで心豊かに過ごせるなと、最近そんな事を考えています。
何にしても職種や嗜好を超越して、プロの技、きちんとした「仕事」に触れるのは心地良いものです。
感動の「効き目」が切れたらまた行きたい、そう思わせてくれる素晴らしいケーキ屋さんでした。
Unknown
。
。
私も昨日『プロの技』を堪能してまいりましたよ
落語。
柳家小三治・桂歌丸・林家木久扇と大御所そろい踏みでした
二つ目さん、真打にまもなくなる方も合わせると、5名で3時間。
笑い転げて顔のしわを増やしながらも、大御所のそれぞれ全く違う持ち味、技に感服の極み。
しかしアクロスのシンフォニーホールで落語ってのはいかがなものか
。
・・・小三治さん、めちゃくちゃ嫌がってました。
Unknown
落語!良いですねぇ。
>技に感服
羨ましいです。
技、個人的には伝統芸能ってもうそこで勝負するしかないと思っているのですが、
今「技に感服」といった感覚をお持ちの方がどれだけいるのかなと、
たまにTVで「ゲーニン」さんを見てるとそう思います。