「ガンナガ」と「棒ラーメン」がタッグを組んだと聞いてもぴんとこない方は多いと思いますがが、2社共に福岡を代表するソウルフルラーメン企業で、福岡県民にとってみればこれはまさに夢のコラボレーション、大事件なんです。その衝撃度を表すのに「VロッシがフェラーリのF1を駆るより遥かに上」と言えばわかりやすいでしょうか。
先日買って食べてみました。
外見は普通の棒ラーメンですが中身は・・・
い、1食分!?麺が斜めに1束。やられました。
作り方は普通の棒ラーメンと同じですが麺をゆでる時間が60秒~90秒と短いのが特徴です。
このラーメンのもう一つの特徴。
なんと替え玉だけ別に売っています
中身は麺とタレのみ。知らずにこれだけ買うと悲惨です。
「タレ」というのはスープが替え玉のお湯で薄まった時に入れるツユの事。
お店で観光客がお茶と間違え飲んでしまいのた打ち回る姿はおなじみですね。
この「替え玉」、茹で時間は同じく90秒と大変早いのですが、
最初に麺を茹でたお湯はラーメンのスープとして使ってしまうので
替え玉が欲しくなったら新たにお湯を沸かし直さないといけず、
お湯が沸くのを待ち麺を投入して茹で上がった頃にはスープは激ヌル。
36~38度「足湯」くらいの温度。これはいただけません><。
それを見越してお湯は一杯目を食べてる間に沸かしておくべきなのですが、
まず替え玉ありきで食べるのはポリシーに反します。。。
これは何とかならないものでしょうか。
イッパ~イとカタイタマ~を食べ終えて。
スープの再現性は素晴らしいのですが、麺が全然違う、と言うか思いっきり「棒ラーメン」ですね。
あとチャーシューも惜しいです。切れっ端感は上手に演出できていますが、
いかんせん歯ごたえと旨みがありすぎます。
もっとグズグズでショッパくてわけわかんない感じで良いのに。
以前同じくマルタイが出したカップ盤「ガンナガ」の
ほぼ完コピに近い再現性からこちらもかなり期待してましたが、
棒ラーメンというブランド、企業のプライドが邪魔してる感じがして
ガンナガファンとしては少し残念。
反面棒ラーメンファンにはアレンジの一つとして嬉しい商品だと思います。
パッケージに新聞の切り抜き調でガンナガの歴史が紹介されているのですが、
最後「福岡西方沖地震で本店が」という所でバッチリ切れているのは笑いました。
謎は謎のままにという事でしょうか。