珈琲教室

コーヒー教室「焙煎してみよう!」

日田シネマテークリベルテ」さんで体験型のコーヒー焙煎教室をさせていただきました。焙煎体験は隔月ペースで行っているコーヒー教室の「応用編」の一つです。野外で行うのでたいてい春か秋、外で過ごしやすい季節に開催しています。当日は台風が接近中だった事もあって天気が心配でしたが、ぎりぎり持ってくれて参加者全員無事に焙煎を終える事が出来ました。

 

焙煎は難しい?

「コーヒーの焙煎」と聞くと、多くの方は、良くわからないけどなんだか難しそう、といったイメージをお持ちのようです。

しかし、実際にはコーヒーの焙煎はかんたんです

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5月22日コーヒー教室参加者募集のお知らせ

今月22日のコーヒー教室に空きが出ました(1名様のみですが・・)。
参加ご希望の方はホームページのお問い合わせか、
電話・FAX(092-502-5033)にてお申し込み下さい。
 ※募集は締め切らせていただきました。
ありがとうございます。

日時:5月22日(木) 13時~15時
場所:豆香洞コーヒー
内容:基礎編
費用:1500円
定員:1名

よろしくお願いいたします。

アイスコーヒーのススメ

夏休みに入り暑い日が続きます。
追い討ちをかけるように今年は節電節電でお家の中は相当暑い様子。
エアコンが効いた中で飲むホットコーヒーは格別ですがホットな環境の中で飲むホットコーヒーはちょっときつい。
そんな時は冷えたアイスコーヒーが恋しくなります。

夏のコーヒー教室応用編は「アイスコーヒー」をテーマに行っております。
昨日は九州で一番暑い(?)日田で教室を行ってきました。

教室では同じアフリカ(ケニア)の豆を使い
「急冷ドリップアイス」「水出しアイス」「プレス式アイス」
と3種類のアイスコーヒーを作って飲み比べてもらいます。
「コクがあるのに爽やか」「熟成されたワイン」「チョコレートフレーバーのフルーツジュースの様」
といった感想を頂戴しました。
また色々なコーヒー豆を使ってアイスコーヒーを作り飲み比べていただきます。
アイスでも豆や入れ方次第で様々な味わいが楽しめる事、また既存のアイスコーヒーとの違いを感じていただける事と思います。

教室ではその他、アイスコーヒーに関する様々な知識とともに美味しく入れるためのコツ、
楽しみ方のバリエーション等をご紹介いたします。

そうそう、ポイントを押さえてアイスコーヒーを上手に入れられる様になると、確実にホットコーヒーまで美味しくなります。
この辺りも教室でご説明いたします。

色んな意味で例年以上に暑い夏。
「夏でもホット!」派の方も、今年はアイスコーヒーにチャレンジされてみてはいかがでしょうか。

コーヒー教室 「様々な抽出」 

今月の応用編&リベルテ教室のテーマは「様々な抽出」です。

ご家庭で楽しめる様々な抽出法をポイントの解説をしながら実際に行い、抽出したコーヒ-を飲み比べていただきます。
どの入れ方でも同じ豆を使いますが、できたコーヒー液の味わいの違いに驚かれる方は少なくありません。
意外な食わず嫌い(飲まず嫌い)が判明するケースも良くあります。

後半はそれぞれ興味のある入れ方でいれていただきます。

ドリップだけでも5種類。

一般的な台形ペーパードリッパー(サンヨー製)

円錐ペーパードリッパー。(写真が;コーノ製&ハリオ製)

金属フィルター(SB製)に

布ドリップ(BIMI製)。

この他フレンチプレスや

サイフォンなども。

これだけ色々と飲み比べると入れ方による味わいの違いも良くわかっていただけると思います。

講座の最後にどの入れ方でたてたコーヒーが好きだったかのアンケートをとると決まって意見は分かれます。
それが大切なんだと思っています。
人によって、またシチュエーションによって「ベストの抽出法」は変わってきます。

コーヒー屋の良く言う「▲▲が一番良い抽出方法だ!」。
嘘では無いにしても、そこには豆や器具を売りたい大人の事情が絡んでくる場合がほとんどなので、
話半分で聞いておくくらいでちょうど良いでしょう。

入れ方にはただ味わいの違いがあるだけです。
それぞれにメリットがあるので先入観を無くしてうまいこと選んでもらえれば
コーヒーの世界はもっと広がると思います。

コーヒー教室 ドリップ応用編 2

続きです・・・

「上手な(ダメな)お湯の落とし方」「ポットの選び方」の説明の後、
一定の細さで狙ったところにお湯を注げるようになるためのドリップポットの使い方のコツ、
ご家庭での練習方法をお伝えします。

反復練習である程度注湯が安定してきたら、粉とお湯を計量、温度も一定にして
普段どおりの入れ方で同じ量のコーヒーを入れてもらいます。

その際私が普段トレーニングや検証で行っている方法でいれてもらいます。
ストップウォッチでタイムを計りながらサーバーの下に秤を置いて各タイミングで注ぐお湯の量を計ります。
プロも含めてドリップに慣れた人はほとんど感覚的に注湯を行っています。
もちろんそれで構わないのですが、こうした数字として残す方法は後の検証や情報の共有が容易になります。

また検証を繰り返す事で数値を見るだけである程度味の想像が付くようになり様々なメリットが生まれます。
例えば
(20.40.40.40.40 ※単位はg)と(20.20.30.40.70)、(20.20.20.60.60)の味わいや
テクスチャーの違いが飲まなくてもある程度想像つき、その理由の説明もできます。
(30.30.30.30.60)という数値のカップに問題点があった場合、改善点をすぐに見つけ指摘することができます。
(20.20.30.40.70)という数値からさらに味わいを深めるための、逆に安定感を増すための改善方法などを見つける事ができます。
全く同タイムでたてた(20.20.30.40.70)と(20.20.30.40.70)
二つのコーヒーの味わいが違った際にその原因とブレを無くすためのポイントを探ることができます。

便利です。
教室ではそれぞれの参加者の入れ方を全て数値化、立てたコーヒーを皆で飲んでもらいながら
「なぜその味になるのか」をデータを確認しながら検証します。
これが自己流の入れ方の修正に大いに役にたちます。

教室ではこの他
「○℃が良いのウソ、ホント」「プロが選ぶ(選ばない)ペーパー」「プロが選ぶ(選ばない)ドリッパー」
などドリップにまつわる情報は都市伝説も含めて色々とお伝えいたします。

これからドリップを初めようという方には少し難しい内容かもしれませんが、
すでにご家庭でドリップを行っていてどうも上手く入らない方や、
上手だけどそこからさらにステップアップしたい方等にはおススメの講座です。

先月好評でしたので今月も店舗「応用編」にて行います。
興味があるかたはぜひご参加ください。
※上級者向けの内容です。ドリップで入れた事がほとんど無い方は「基礎編」をご利用ください。
マンツーマンに近い形で行いますので今月の応用編に限り定員を3名とさせていただきます。

珈琲教室 ドリップ応用編

コーヒーの抽出にも色々とありますが、ドリップ式の抽出法は上手に行えば
ある程度珈琲豆の中の「狙った成分」を多め、あるいは少なめに出し、
積極的に味作りを行える、実用的かつとても楽しい抽出方法です。

コーヒー教室「基礎編」ではドリップで押さえておきたいポイントをある程度しぼってお話しさせていただいております。
「ドリップ応用編」はそこからもう一歩踏みこんだ、少しプロフェッショナルな内容で、
何度も何度も徹底して抽出、検証を繰り返す、かなり体育会系なセミナーでもあります。

流れとしてはまずは粉の量、メッシュ(挽きの荒さ)、お湯の温度、お湯をさす場所と回数、抽出時間といった
様々な要素を全て一定に揃えて抽出した二つの珈琲を飲み比べてもらいます。

ここで味わいの違い(主にテクスチャー)に驚かれる方は多いようです。
一見全く同じ入れ方に見えてなぜ味わいに大きな違いが出てしまうのか、
その理由を説明した後「味わいの立体感の出し方」と「後口のキレのコントロール法」を解説します。

続く

コーヒー教室

今日は月に一度の日田リベルテ出張教室でした。
もうかれこれ一年以上続いています。
参加していただいているお客様はもちろん、サポートしてくれるスタッフさんに感謝です。
いつも本当に、本当にありがとうございます。

今月のテーマは「お菓子に合うコーヒーの選び方」でした。

・コーヒーの特徴をつかむ
・お菓子の特徴をつかむ
・そもそも「合う」って?
・合わせ方のセオリー
・コーヒーに合うお菓子、合わないお菓子
・コーヒーとお菓子の歴史
・口内調味 第3の味
とこんな感じ。


×コーヒー2種

×コーヒー3種

食べ続け飲み続けでお腹がいっぱいになったことでしょう。
教室は「楽しかった」「美味しかった」だけでも十分ですが
さらにここから何かヒントを得て、お客様の日々のコーヒーライフが
少しでも充実したものになったとしたら私も嬉しいです。

仕事は段取りが99%


開店前より続けているコーヒー教室がいつの間にか100回を超えていました。
のべで500名近くの方に受講していただいている事になります。
今日もまた。本当にありがたいことです。
そのうちの3分の1は出張教室です。店舗開業前はサロンやイベント会場、
ご自宅等を間借りして行っていましたので100%が出張での教室でした。

結構回数はこなしていると思うのですが、まだまだ。
前職も年間100本ほどあるイベントを実地運営のスタッフとして出張して回って、
中にはこういった出張教室(コーヒーではありませんが)も行っていたので
考えてみると似たような事をずっとしている気がします。
その時は上司に「段取りの鬼」がいて、その方が1000本くらいある東日本の
イベントを何から何まで一人で完璧に仕切っていたため、
お蔭さまでどこの現場でもとてもスムーズに仕事ができていました。
独立していざひとりで同じことやろうとすると本当に難しく、
当時から思っていましたがあらためてその方の天才的な凄さ、能力の高さがわかります。

出張教室では会場の設備がどこまで本当に使えるかわからないため、
基本的に必要なものは全て持って行きます。
教室の内容によっても変わりますが、ほとんど「お店丸ごと引越し」に近いため
販売も絡めば必要なものの数は数十点に上ります。
どれかひとつでも忘れれば教室はうまくいかないし、
逆に器具などは教室専用ではなく、業務用と兼用していますので
会場に何か忘れて帰ったり無くしたりすれば次の日からの業務に影響があります。
準備は通常の業務が終わってから、また教室終わった帰りも
いつもバタバタばらして逃げるように撤収するため、
短い時間でミスなくできるように工程表とリストを使ってチェックしています。

明日、というか明けて今日も、毎月させていただいている大分県での教室があります。
昼と夜の二部構成。午前中に準備して向かいます。帰りはいつも夜中の2時くらい。
毎月テーマを変えて行っており工程表から毎回新しいものを作らないといけないので
中々大変ですが、その分とても勉強になっています。

普段会えない方に会えるのも出張教室の楽しみの一つです。
秋に三つ、大きな会場でのお話を頂いておりますので
早いうちにしっかりと詰めて、良いものにしたいと思っています。

同業の方に良く「教室って儲かるの?」と聞かれますが
儲かる価格でやっていないため当たり前ですが儲けはありません。
自分はコーヒー教室を「植林」のようなものと考えております。
自店の営業活動とは全く別で、コーヒーという素晴らしい世界、
業界の中で仕事をさせてもらってる以上しなければいけない奉仕活動だと思っています。
今後も使命感をもって続けて行きます。
出張での教室もお話をいただければできる限り協力したいと思っていますので
気軽にお問い合わせください。