切磋琢磨

同日午後「ローストマスターズチャンピオンシップ」が行われました。
全国を6つの地域に分けてチームごとに焙煎の技術を競います。
ルールは指定された「ルワンダ」のコーヒーを使って各チーム自由に焙煎。
味の良し悪しで勝負を決します。
審査はプロの審査員が審査する「招待審査部門」と会場の方に飲んで投票してもらう「一般審査員部門」。
公正を期すため招待審査員は全員海外の著名なカッパーの方々です。

私たち九州チームは一回目の会合でサンプル焙煎をして味の方向性を決めました。
またチームをいくつかの小隊に分け役割分担。
インターネットでのミーティングを重ね、本焙煎では「チーム内コンペ」を行い、
カッピングから一番コンセプトに近い豆を勝負豆として提出しました。


本番前の舞台裏。F1のピットのようです。
ほんとにギリギリまで一般審査員部門用の抽出液の味あわせを行っていました。
味にはとことん煩い九州チーム。
一般審査の抽出液濃度を他のチームと微妙に変えて(標準+6%アップ)挑みます。


一般審査中。
今年は本当に多くの方に飲んでいただくことができました。(舞台裏は戦場でした)

そして結果は・・・
招待審査員部門 優勝!!
一般審査員部門 準優勝!!

見事去年のリベンジに成功しました。
特に狙っていた招待審査員部門で優勝できたのが嬉しかったです。
結果がでる以前に審査員のカッピングのコメントを聞いているだけで涙が出そうになりました。
思いは伝わるものなんですね。
実際に自分が焼いた豆でもないのにここまで入れ込めるのはやはり「チーム」だったからでしょうか。
今年は若手や女性も加わってとても良い雰囲気、一体感でもって準備を進めることができました。

結果も嬉しいですがやはり大事なのは過程ですね。
去年までと違い今年は一歩下がって見るようにしていたのですが(ユニフォームは真剣に作りましたがw)
意外にそちらの方が良く見える事などもあって本当に勉強になりました。

普段はライバル商売敵の各店舗が共に真剣に焙煎と向き合うことでレベルアップをはかり、
結果地域に貢献できるというのは素敵なことだと思います。
特に今年は同じチームの田原さんと森さんがカップテイスターズで1,2フィニッシュをしたり、
バリスタチャンピオンシップやサイフォニスト選手権でも九州のバリスタ、
サイフォニストが好成績を収めていたり、なんとなく九州全体の大きな盛り上がりを感じました。
私もこの間に得たものを糧にして、これからは自店で真剣にお客様と向き合い、
日々の営業を頑張ることで結果九州、福岡、白木原の皆様の
良きコーヒーライフのお手伝いができたらと思っております。

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