深夜。
太宰府の蘭館さんにて怪しい会合。
参加者は福岡南らへんロースターズギルドの面々。
蘭館のTさん、筑紫野萌香さんのHさん、ダートコーヒーのMさん、+私の4人。
各ロースターが全く同じ豆を焙煎して持ち寄り
ブラインドでカッピング(味をみて採点)するという試み。
焙煎技術はロースターにとっては門外不出、秘中の秘。
プロが別のお店のコーヒーを飲むことはあっても
同じコーヒーを焼いてお互いの焙煎技術について語り合うという事は
あまりないのではないでしょうか。
ブラインドでカッピング、採点して、一人一人感想を述べます。
プロの技術者に自分のコーヒーの味をとられるということは
上手も下手も白日の下に晒されるというわけで、そりゃもうドキドキです。
コーヒーの味は素材で決まる部分もありますが、やはり焙煎で大きく変わりますね。
今回持ち寄った4人のコーヒーもやはり全然違った味わいでした。
各自自分の目指す方向性の味を出していたというのが印象的で、
さすがだなと思いました。
個人的にはあのコーヒーのあの部分とこのコーヒーのこの部分を
うまくミックスできたら最高だなと思いました。
焙煎士にとって焙煎、コーヒーの味作りというのはとにかく個人的な作業です。
こういった他人の技術をみる、自分の味を見直すという機会は貴重で、
大変勉強にもなります。
実はこれ、東京で行われるワークショップの余興、前哨戦です。
本番は明後日。
全国から50近くのロースターが同じ豆を焼いて持ち寄ります。
いったいどんなコーヒーに会えるのでしょうか。
また私の焼いた豆はどういった評価を受けるのでしょう。
ちょっと怖いけど、楽しみです。
18日(木)19日(金)は店主研修のためお店はお休みとさせていただきます。
20日(土)は通常通り営業いたしますので、どうぞよろしくお願いします。