グラインダーについて 検証(2)

肉も記事も腐りかけが旨い。
いい加減ほったらかされ過ぎて、腐敗と発酵が。。。

以前行ったグラインダー検証記事の続きです。

前提として今回の検証は機械に優劣を付けるために行ったものではありません。
主な理由は後述しますが、その中にグラインダーの「性能の一部」としての
機種による味や香りの出方の違いの確認と、実際の使用感の聞き取りがありました。

参加者は12店舗15名。大手ロースターや老舗珈琲店で働かれている方、
スペシャルティコーヒーのロースター、バリスタ等々。Qグレーダーも5人。
普段から業務でコーヒーの味わいのチェックをしている方ばかりですが、
「ヨーロッパ式」や「アメリカ式」、はたまた「自社独自の物」だったりと、
各々慣れた評価フォームに若干の違いがあります。
今回の目的が製品としてのコーヒーを評価する‘テイスティング’という事もあって
結局伝統的な日本式(?)の評価フォームで行いました。


まずものさし、基準となるカップを一つ決め、それを元に相対的な
〔香り〕〔酸味〕〔苦味〕〔甘味〕〔コク〕〔液体の濃度感〕の「量」をチェックします。
同時にその「質」や飲んだ際の「印象」もコメント欄に記入してもらいました。(最終的にはこのコメントを重視します)
意味が無いので点数等は付けませんでした。

評価としてはわりとざっくりとした物となるものの
最終的な製品(コーヒー)に対する一般消費者の印象に近いため
今回の検証の目的には合っていたと思います。

使用するコーヒー豆は全て同じ物、中米産のスペシャルティクラスの焙煎豆を用意しました。
豆によるカップのバラつきは比較的少なかったと思われます。(それでも多少ありました;)

コーヒーの抽出方法は品質評価で良く使われる浸漬式(粉を直接お湯に浸す方法)と呼ばれる方法で行いました。
気になった物は別にドリップ方式でのテイスティングも行っております。

評価フォームは回収し、その場で香味についての意見の交換、刷り合わせは行いませんでした。
各々が直接飲んで感じた印象、それが全てです。

ただ、後日皆のコメントをまとめてみるといろんな事が見えてきます。

ある程度わかっていた事とはいえ、実際に飲み比べ体感してみると
グラインダーによる味や香りの出方の違いは思いの外大きく、皆一様に驚かれていた様子です。
個人的にも事前に抱いていた印象に近いものが大半を占める中
良くも悪くも印象を覆されるものなどもあり、興味深い結果となりました。

つづくか

LINEで送る
このエントリーを Google ブックマーク に追加
Pocket

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*