オーバーホール

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店休日にメーカーの方に来ていただき、焙煎機の分解整備を行いました。


完全にバラす機会はそうは無く、これで3度目です。


ここまでバラすと焙煎機の構造が良くわかります。
焙煎ドラムは数枚の鉄板と三重の空気の層で覆われています。


清掃前と清掃後で焙煎の反応が変わるのが気持ち悪いので、
わりと小まめに清掃やメンテナンスを行っていたつもりでしたが、
6年使えばそれなりに汚れが溜まっていました。
8時間かけて一つ一つのパーツを外してチェックし、磨き上げてもらいます。


このカタツムリの様なパーツは送風ファンです。
インバーターで回転数を制御し強制排気を行います。
自然排気で付いていないタイプの焙煎機もあります。
どちらが良いかは焙煎人によって好みが分かれるようです。
私は火力よりも空気の流れで熱量をコントロールしていく焙煎スタイルを取っているので、
特に重要な部品の一つです。
まだ使える状態にありましたが、焙煎用と冷却用、どちらも交換しました。


ドラムのモーターも新品に交換しました。
こちらはかなり消耗していました。

焙煎機はきちんとメンテナンスさえしておけば何十年でも使っていけるそうです。
店の味わいを決めるまさに心臓部ですし、お店が続く限り長く使っていく物ですので、
できる限りこの新品の状態を保てるよう、今まで以上に日々のメンテナンスを徹底していこうと思いました。

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コメント

  1. 原あつみ より:

    はじめまして
    はじめまして。ハワイ島のコナでコナコーヒーを生産、ロースト、販売をしております。4年半前にこちらに引っ越してきた時には、コーヒーの木ってどれ?というド素人が、ギーセンW6を購入して、あれこれ試行錯誤してローストするにいたるまでには、それこそなが~い道のりがありました。これからも長ーい道は続いていきそうです。後藤さんのことは、ギーセン関係で、ロースター世界チャンピオンシップの記事から知りました。最近ギーセンをお求めになったようですね。バッハコーヒーのことはこちらで毎年11月に行われるコナコーヒーフェスティバルに日本からおみえになった方から聞きました。日本のスペシャリティーコーヒー事情など、全く無知なので、後藤さんのブログ、これからも参考にさせていただきます。コナコーヒーはそちらでは焙煎なさっているのですか?

  2. 原さま より:

    はじめまして
    生産から焙煎、販売まで全てご自身でされているのですね。色々ご苦労も多い事と存じますが、羨ましい限りです。頑張って下さい。コナコーヒーは最近は焼けていないです。個人的には好きなコーヒーのひとつです。ギーセンは少しマニアックだけど良い機械ですね。色々教えていただけると幸いです。私のブログが日本のスペシャルティ事情の参考になるかは相当怪しいと思いますが、コーヒーの事を中心に書いていきますので、今後共よろしくお願い致します。

  3. フクマメ店長 より:

    Unknown
    ↑は店主です。失礼しました。
    名前とタイトルを間違えました。

  4. 原あつみ より:

    コナコーヒー
    早速お返事ありがとうございます。うちは主人が毎朝カプチーノを作るので、コーヒーはそれで終わりですが、ギーセンが4月に届いて以来、1キロから6キロまで、色々試してローストしては、試飲しています。その時はサイフォンで飲みます。でもそんなにたくさんのコーヒーは飲めないので(カプチーノは必ず朝一の必要不可欠なもの)、残りはコーヒーゼリーにしてます。アメリカではサイフォンやコーヒーゼリーはとってもめずらしいものなので、作ってあげると結構みんな興奮します(サイフォンはデモンストレーションとしても効果的)。このごろはカプチーノもフルーティな酸味のあるほうが、ダークなローストより気にいっています。コナコーヒー(というより、うちの豆)一辺倒ですね。

  5. フクマメ店長 より:

    原さま
    とても贅沢な楽しみ方ですね。
    羨ましいです。
    ハワイに行きたくなりました。

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