上海の展示会では新しい珈琲の器具もお披露目されました。
その名も「ねるっこ」。
いかにも富士珈機さんらしいネーミングのネルフィルターを使った珈琲の抽出器具です。
森光マスターも開発に関わっているそうです。
お湯が落ちる穴に秘密があり、内側ー真ん中ー外側でそれぞれ異なる大きさの穴が、
場所や個数、高さなどきちんと計算されて配置されています。
上の器具にお湯を注ぐとと最適化されたお湯が優しく珈琲の粉に降り注ぎます。
ドリップ抽出はお湯の差し方が大きなポイントで難しい所でもありますが、
この器具を使えば下手に手で落とすよりも正確に、きれいにお湯を落としてくれるので、
どんな方でも気軽にネルドリップコーヒーを楽しむことができます。
ポタリ、ポタリ、、ポタポタポタポタ、サーーーー
と落ちるこの滴のシャワーがとても美しく、思わず魅入ってしまいます。
(「穴」が、その工作精度が、素晴らしい!)
ご家庭向けの商品との事ですが、業務用としても人気が出そうです。
抽出をレシピ化して、不慣れなスタッフでも安定した液体を出すことが出来るでしょう。
見た目も良いので今時のカフェなんかでずらっと並べても絵になると思います。
もちろんその時の相棒は「みるっこ」で(笑)。
これらは試作品で、改良を加えて発売はもう少し先になるようです。
いったい、どんな製品になるのでしょう。
今後が楽しみです。
以前のことですが
「美味」にお邪魔した際、マスターが布業者さんとテーブルを囲んで相談していたものが「みるっこ」の原型だったような気がします。
ネルドリップは出汁文化の日本人には、珈琲の旨味を引き出す器具として受け入れやすいのかもしれませんね。ただ、ネルの保存が大変ですもんね。後藤さんがペーパーにこだわるのもうなずけます。それにしても、「みるっこ」。大いに惹かれます。
あっ
間違えました。「みるっこ」はグラインダーでしたね。「ねるっこ」でした
Unknown
I様
返信遅くなり申し訳ございません。布にもかなりこだわりがあるようで、ネルっこは家庭用に、お店とは編み方が違うものを採用していました。
管理も毎日使えばそれほど大変ではないと思います。
ペーパーの良さ、ネルの良さ、それぞれあってコーヒーは本当に楽しいですね。